ジーンズを始めとした当時のアメリカ衣料に敬意を表し、現存するビンテージをもとに再現してリリースしている日本のアメカジブランドをまとめました。
中でもアメカジの主要アイテムであるジーンズやスウェットは、日本の古い編み機や縫製技術が世界から高い評価を受けています。
こちらのページでは・・・
- アメカジブランドの選び方
- おすすめのアメカジブランド
- 最初に着てみてほしいアイテム
などをメインに、アメカジブランドそれぞれが持つ魅力が伝わるように、そしてお気に入りのブランドを見つけられるように執筆しています。
『流行に関係なく、こだわりを感じる服を長く着たい』という方にぴったりなので、ぜひチェックしてくださいね。
アメカジブランドの選び方
本編に入る前に、お気に入りのブランドの見つけ方をサクッとレクチャーしていきます。
得意なアイテムから探す
一口にアメカジと言っても様々なアイテムがあります。
- ジーンズ
- スウェット
- レザー製品
- ミリタリー系
などなど、ピックアップしだすとキリがないくらいです。
アメカジブランドによって力の入れているアイテムがありますので、アイテム毎にブランドを変えて買っていくというのも面白い買い方です。
全身同じブランドで統一するというのも良いですが、各ブランドの得意なアイテムを比較して自分がこれだと思ったものを買っていくのも、製品の良さを知れる良い買い物の仕方といえるでしょう。
記事中ではブランドごとのおすすめアイテムも記載していますので、ぜひご覧ください。
デザインで探す
無地がお好きというなら話は別ですが、特にトップス系を選ぶ際に重視したいのがデザイン。毎年新しいデザインをカタログ等で発表されています。
その中で一番のお気に入りのデザインを特定のブランドに限らず買っていくというのもありでしょう。
オリジナルのデザインであったり、現存するビンテージをもとに作られていたり、プリント技法であったり、一口にデザインといえどもアメカジには様々な種類が存在します。
かなり奥が深いので、アメカジブランドのカタログなどをじっくりとご覧いただくと面白いでしょう。
ファストファッションではその年にリリースされるアイテムがのったカタログなんてものは存在しませんが、大半のアメカジブランドではカタログを発行しています。カタログを見比べながら季節ごとに欲しいアイテムを考えるというのもアメカジブランドならではの楽しみ方です。
シルエットで探す
- 左 ワークテイスト
- 右 スタイリッシュ
写真はあくまで一例ですが、同じような着こなしでもシルエットだけでが全く違いますよね。
同じビンテージアイテムを再現するにあたっても、ブランドによって方向性やリサイズの具合が異なるので出来上がる製品は全く違うものになります。
自分の目指したい・カッコいいと思うアメカジスタイルに合わせ、ブランドを決めるというもの楽しいでしょう。
今回は、ブランドの特徴やおすすめアイテムなども一緒にご紹介しています。公式ホームページのリンクも貼ってありますので、じっくりとご覧いただければと思います。
ジーンズで選ぶアメカジブランド
WAREHOUSE【ウエアハウス】
ウエアハウスカンパニーは「ヴィンテージ古着の忠実な復刻」というテーマを追い続けるブランドです。
https://info.ware-house.co.jp/brand/
ウエアハウスカンパニーの衣料はデザイナーズブランドではありません。
それは当時のワークウエアやデイリーウエアにデザイナーの名前が残っていないように、誰が作った衣料であるか分からないからこそ、その衣料がさらに魅力的であると考えるからです。
どんなアメカジブランド?
ジーンズが代表的なアメカジブランドですが、ジーンズ以外のトップス等もハイクオリティ。私自身はTシャツやスウェット系も愛用しています。
派手過ぎない装飾やデザイン性なので、大人が着ても絶対にしっくりきます。
しかし、ミリタリー系は若干弱めの印象です。(※ここ1シーズンくらいはミリタリーテイストを感じるアイテムが多いです)
ウエアハウスといえば、こだわり抜かれた生地で作成された質の高いレプリカジーンズが代表的。
当時のデニムバナーを解析して作り上げた、バナーデニム生地は色落ちも履き心地も文句なし。オンスもほどほどなのでオールシーズン楽しむことができます。私見ではありますが『ビンテージジーンズの再現』という点において他のアメカジブランドの追随を許さないトップブランドといえるでしょう。
ザ・王道のレプリカジーンズを穿きたいなら断然ウエアハウスがおすすめ。
まず最初にウエアハウスのジーンズを穿いてスタンダードの良さを知ってから、他のブランドのジーンズを穿くと、違いが分かりやすくジーンズの奥深さがより一層楽しめるでしょう。
綿100%のジーンズは、初めてレプリカジーンズを穿く方には少々ゴワゴワして穿きにくいかもしれませんが、ウエアハウスの生地はなじみが良いので楽に穿くことができます。
初めてのレプリカジーンズに最もおすすめしたいアメカジブランドです。
☞ウエアハウスのおすすめ記事一覧
- 【WAREHOUSE 1001xx 1年半の色落ち】
- 【WAREHOUSE 大戦モデルの色落ち】
- 【WAREHOUSE 大戦Gジャンの色落ち】
- 【WAREHOUSE 2ndのディテール解説】
- 【WAREHOUSE スウェットの経年変化】
- 【WAREHOUSE lot453 セパポケパーカー】
FULLCOUNT【フルカウント】
現在のジーンズの改良すべき点を追求していくと、答えはおのずと1940年代~50年代に見い出すことができます。
フルカウント公式オンラインショップ
実用性とファッション性を兼ね備え、長く愛用できる物づくりが試されていた時代。FULLCOUNTではそうしたジーンズ本来の良さを求め“物”としての価値を再構築したいと考えました。
ジーンズが人々を魅了する一番の理由は、それを購入し初めて身に付けた時点からジーンズの寿命が来るまでの間、その人の人生と共に輝きを増していくからなのです。
どんなアメカジブランド?
ジンバブエコットンを使用したジーンズが有名なアメカジブランドで、柔らかで馴染みの良いジーンズをお求めならフルカウントがおすすめです。
フルカウントは、ジンバブエコットンをジーンズに初めて採用したことで知られるアメカジブランド。その履き心地の魅力は、超長綿ならではの滑らかな肌触りにあります。
穿き始めから柔らかい生地なので初めてレプリカジーンズを穿く方はもちろんのこと、履き心地重視でいきたい方には特におススメしたい。
また、フルカウントのジーンズはたくさんのシルエットを展開しているので、どっしりしたアメカジスタイルから現代的な着こなしまで幅広くできるブランドです。
最新のモデルチェンジで、バックポケットのステッチと赤タブが無くなってしまったのは少し残念なポイントでもあリマスが。(それだけジーンズの生地やシルエットに自信があるということですね)
ジーンズ以外のラインナップでも、ビンテージウエアで高い人気を誇っているブラウンズビーチを実名復刻していてクオリティも素晴らしい。
パーカーとのレイヤードなど、着まわしやすいビーチクロスベストはぜひチェックしてほしい一品です。
スウェットが有名なアメカジブランド
CUSHMAN【クッシュマン】
レプリカブランド「クッシュマン」は、そんなヴィンテージアイテムを基に再現されており、生地や縫製はもちろんフラッシャーやシールなどもその当時のヴィンテージアイテムと同じように作られております。
http://www.dont.co.jp/contents/shopinfo/index.html
着込むほどに馴染んできてアジが出るのが楽しみな商品です。
どんなアメカジブランド?
名古屋にあるビンテージショップ『DON'T』の店主さんが集めたビンテージ衣料を元にハイクオリティなアイテムを生産されています。
→現在は、岐阜県羽島市にクッシュマンの直営店ができました。近隣にお住まいの方は一度足を運んでみてくださいね!
クッシュマンの商品の中で特におすすめしたいのが、絶大な支持を集めるスウェットです。ヘビーオンスにもかかわらず、柔らかくて肌触りの良いスウェットをお探しなら間違いない一品。
最高の着心地なのでぜひ着てみてほしい。
☞クッシュマンの記事はこちら。
- クッシュマン 【フルジップパーカー】
- クッシュマン 【フリーダムスリーブ】
特に『フリーダムスリーブスウェット』の出来は本当に素晴らしいです。セットインスウェットは、ネックが高いので好みが分かれるかも?
スウェット以外でもチノトラウザーなどが有名。少量の生産なので人気の商品は品切れになってしまうこともあります。
ここ最近では、滋賀県近江にある『CONNERS SEWING FACTORY』が縫製を行ったジーンズやデニムジャケットも販売されているホットなブランドです。
クッシュマンのハイクオリティなアイテムをぜひ体感してください。
DELUXEWARE【デラックスウエア】
デラックスウエアはアメリカンヴィンテージと現代を融合し、シャツ/SHIRT、ジャケット/JACKET、Tシャツ/T-SHIRT、ジーンズ/JEANS/DENIM、レザー/LEATHER、ブーツ/BOOTSなどを完全日本製にて製造販売する拘りの純国産アメカジブランドです。
http://www.deluxeware.jp/
どんなアメカジブランド?
秋田県から『完全日本製』にこだわって展開しているアメカジブランドで、どのアイテムもこだわりが強くハイクオリティ。
今までご紹介したブランドの中では知名度という点においては劣ってしまうかも知れませんが、自社工場を所有しており、企画・生産・検品・管理をすべて行っているので品質は間違いない。
所有しているビンテージミシンによって生産されるウエアの数々は芸術品。
カラー展開もシックな色味が多く渋い雰囲気のアメカジスタイルにもってこいのブランド。中でもヘビーオンスのスウェットの評価が高い。
TwoMoon【トゥームーン】
私たちはファッションではなく、毎日を生きていくための「着る道具」をつくりたいと思った。そこには虚飾やエゴはなく、生活の中に必要な「ハレとケ」それぞれの服ができた。[Two Moon]の名に恥じないものができたと思っている。
http://www.two-moon.com/
どんなアメカジブランド?
着心地とコスパが高いレベルを誇るスウェットが代表的な、綿製品を扱うブランド。
「質の高いワンランク上のスウェットが欲しいな~」と思って検索したら、必ずと言っていいほどTwoMoonの名前が出てくるでしょう。
☞TwoMoonのパーカーの記事はこちら
[clink url="https://amekaji-jeans.com/2019/11/two-moon.html"]
ビンテージスウェットのディテールを兼ね備えながらも適度にリサイズされているのが特徴です。派手な装飾は一切ないいたってシンプルなデザインなので、本当に『質』で勝負しているんだなと感じるブランドです。
極上の着心地と耐久性がありながら、比較的買いやすい価格も魅力。Tシャツやチノパンなども展開していますが、TWOMOONならまずは裏起毛のスウェット から着心地の良さを体感して欲しい。
ビンテージと現代が交じり合うブランド
DRYBONES【ドライボーンズ】
どんなアメカジブランド?
古着屋さんからスタートしたアメカジブランド。ビンテージと様々なジャンルと融合したアイテムのとても雰囲気良い。
古着屋からスタートしたドライボーンズは、東京・名古屋・大阪・福岡に直営店があり、クラシックな雰囲気が漂う店内と、店員さんのちょうど良い接客も相まって非常に居心地の良いお店です。
最大の魅力はビンテージと様々なスタイルの融合であり、ビンテージアイテムを元にしながらもドライボーンズ独自のアクセントが効くアイテムをリリースし続けています。
レディースアイテムの取り扱いもあります。
ワーク系アイテムのみならず、ライダースやスカジャンなどのデザインも秀逸です。小物系やアクセサリー類も充実しています。
ドライボーンズ独自の世界観とスタイルをチェックしてみてくださいね。ファッションに人とはちょっと違うアクセントをつけたい方は必ずハマるはず。
JELADO【ジェラード】
JELADOは、ファッションとして“AMERICAN VINTAGE”を成立させるブランドです。
http://www.jelado.co.jp/concept/
半世紀以上前につくられた傑作たちの根底を知り尽くしているからこそ、常に時代性を捉えているからこそ生み出される忠実な「レプリカ」ではなく、都会的に「リファイン」された“URBAN VINTAGE STYLE”をお楽しみください。
どんなアメカジブランド?
東京都恵比寿にあり、都会的で洗練されたデザインを楽しめるアメカジブランド。
ジェラードといえばネルシャツが代表的で、丈がショート丈とスタンダード丈の2種類から選べるのは他のブランドにない特徴です。アメカジにありがちなラフなワーク感が全くないネルシャツコーデも可能。
トップスやボトムスもたくさんの種類とテイストのものを取りそろえているので、ジェラードだけで揃えてもコーデには困らないでしょう。
アメカジテイストを取り入れつつも、現代的なおしゃれをしたい方におすすめしたい。
遊び心が楽しいアメカジブランド
STUDIO D'ARTISAN 【ダルチザン】
STUDIO D'ARTISAN & SA.が、創業から一貫して守りつづける「モノ作り」のスタイルは、ジーンズをはじめとした古き良きヴィンテージウェアの忠実な再現ではなく、むしろそれらに最大の敬意とオマージュを捧げながら、独自のエッセンスや解釈を加え、新しい価値を創造するということ。
http://www.dartisan.co.jp/about/brand/
どんなアメカジブランド?
ダルチザン独自のアクセントが目を引くアメカジブランド。
ジーンズのメリハリと迫力ある色落ちをぜひ。
単にビンテージジーンズの再現をするのではなく、ダルチザンのオリジナルのアクセントやデザインが魅力の大阪発祥の老舗アメカジブランド。
最近では高級綿の「スヴィンゴールド」を使ったアイテムなどで存在感があり、アメカジ衣料の良さを生かしながらも新たなチャレンジに取り組んでいるブランド。
[clink url="https://amekaji-jeans.com/2019/10/dartisan-svin-sweat.html"]
ジーンズに関しては染めが濃く色落ちしにくいですが、落ちた時には強烈なメリハリを楽しむことができる。また、クレイジーパターンのジーンズの作成などを手掛けており他にはないダルチザンの世界観を満喫できるでしょう。
サブブランドの『オルゲイユ』は、クラシックなテキスタイルが魅力であり、大人にこそハマる様な雰囲気とデザインで人気を博している。同じ会社が運営している『ダルチザン』と『オルゲイユ』で全く世界観が違うのも魅力の1つ。
公式ホームページで確認してみてください。
桃太郎ジーンズ【モモタロウジーンズ】
今やジーンズの聖地と言われる倉敷市児島。この小さな町から世界No.1ブランドを目指して2006年に誕生したのが「桃太郎ジーンズ」です。
https://www.momotarojeans.com/about/
ジーンズ(道具)を通して、人生や生活、心がより豊になるように、桃太郎ジーンズは単なる流行を追及するのではなく、末永く愛されるリアルクロージングブランドとして、デニムそのものを理解し、デニムの「青」にこだわり、「青」を追及しています。
どんなアメカジブランド?
デニムの町、岡山県倉敷市の児島から世界に向けて発信しているこだわりのジーンズメーカー。
デザインの特徴はバックポケットのペンキステッチやピンク色のセルビッチで、みる人が見たら『桃太郎ジーンズ』とすぐに分かる。
桃太郎ジーンズを運営している会社が生地屋さんだけあって、デニムの質は間違いない。ジンバブエコットン100%のジーンズは、馴染みが良くなめらかな穿き心地でファンも多いです。
ジーンズは股上が意外と浅いので思っている以上に野暮ったくならずにスタイリッシュに穿きこなすことができます。
目立つペンキステッチの二本線が目立ちますが、シンプルなデザインのものも生産されているので好みによって選びましょう。
特にトップスは装飾の少ないシンプルなデザインの商品が多い印象です。(デニムジャケットには定番の二本線が入ります)
定番とは少し違うけど、ワーク系アメカジスタイルにはまるアイテムが多いのでジャケット類はチェックしてほしいブランドです。
海外でも人気が高い桃太郎ジーンズですが、実際に直営店へ足を運んだ時に海外のお客さんが多くてびっくりしました。
今、最も勢いのある国産デニムメーカーの1つでしょう。
美しいシルエットで選ぶアメカジブランド
UES【ウエス】
UESというネーミングは、屑(くず)・ごみといった廃品、waste[weist]から来ています。昔から日本でも鉄工場や整備工場などで機械の 汚れをとるための雑巾(着古した服を再利用したもの)を”ウエス”と呼んでいます。製品たちが使命を果たす前にクローゼットで眠る ことなく、最後(ウエスになる)まで活用していただける事を願いながら物作りしています。
http://ues.co.jp/about/index.html?language=ja
どんなアメカジブランド?
現代的な美しいシルエットが魅力で、ビンテージ衣料の良さと現代的なシルエットが重なり合う、アメカジブランドの中では一味違うブランド。
茶綿を含んだジンバブエコットンを100%使用したジーンズの色落ちは、履き心地がよく色落ちにも定評があります。
ジーンズに関しては全体的に股上が浅く、野暮ったさは一切ないので足が長く見え、キレイ目に着用できちゃうのが特徴です。
ジーンズとのコーデでは定番のワークブーツと合わせるのも良いですが、UESのジーンズは『革靴』と合わせるとより一層シルエットが引き立つでしょう。
ジンバブエコットンで作られたジーンズはしなやかで履き心地が良く、茶綿が含まれていることにより独特の色落ちが堪能できます。ジーンズに関して言えば、少し早めに色落ちしてくる印象です。染めが浅いのかもしれません。
アメカジブランド『UES(ウエス)』は知名度こそ高くないですが、ネルシャツも抜群の質とシルエットで高い人気を誇り、人気カラーは予約段階で売り切れになってしまうことも。
アメカジでもビシッとしたスタイリングが可能なため、シルエットに惚れ込んでしまったコアなファンの方も多いアメカジブランドです。
THE FLAT HEAD【フラットヘッド】
永きに渡り脈々と受け継がれてきた匠たちの技。時代を超えて大切に受け継がれてきた道具の数々。
https://www.flat-head.com/brand_concept/
古き良き時代のプロダクツに敬意を払い、時代と共に進化した技術と道具を融合しものづくりの高みを目指し続けるフラットヘッド。
どんなアメカジブランド?
他にない素晴らしいタテ落ちが堪能できる、細身のシルエットのジーンズが魅力。
長野県に本社があるアメカジブランドで、ビンテージの良さと現代の良さが融合しているのが特徴のブランドです。
ジーンズの色落ちに関して言えば「雨が降っているようなタテ落ち」をすることで有名ですが、日本人の体形に合わせたシルエットで作成されているため、キレイ目に履きこなすことできます。
デニム製品以外では、レザー製品の質も高いためバイク乗りの方に特におすすめしたいブランドの1つです。
何でも揃う本格アメカジブランド
TOYO ENTERPRISE【東洋エンタープライズ】
長年にわたり徹底したこだわりのワークウエアを作り続けているシュガーケーン (SUGAR CANE) はインディアンモーターサイクル(Indian Motorcycle)、サンサーフ(SUN SURF)やバズリクソンズ(BUZZ RICKSONS)を擁する老舗、東洋エンタープライズ社のヴィンテージカジュアルブランド。
http://www.ragtime-net.com/brand_suger-cane.html
どんなアメカジブランド?
低価格・高品質かつどんなジャンルのアイテムでも揃ってしまうアメカジブランド。ざっくりとした印象ですが、同じようなアイテムでも他のメーカーに比べて2~3割ほど安く購入できます。
ワーク系でもミリタリー系でも何でも揃いますが、スウェット系だけはやや弱い印象。
とにかく取り扱っている種類が豊富であり、東洋エンタープライズの各ブランドで取り扱っているジャンルが違うのでご紹介します。
- BUZZ RICKSON'S → ミリタリー系
- SUGAR CANE → ワークウエア
- SUN SURF → アロハシャツ
- テーラー東洋 → スカジャン
- GOLD → 洗練されたモダンビンテージウエア
中でもおすすめをピックアップするならこちら。
近年の流行であるMA-1も本格派アメカジブランドのバズリクソンズなら一味も二味も重厚感と漂う雰囲気が違います。
サンサーフのアロハシャツも愛用者が多い名作シャツです。夏にサラッと羽織ればそれだけで決まりますね。他のブランドもアロハシャツを展開していたりしますが、サンサーフを選んでおけば間違い無いでしょう。
高級?なアメカジブランド
FREEWHEELERS 【フリーホイーラーズ】
どんなアメカジブランド?
東京都渋谷区に店舗を構える、アメリカのビンテージアイテムから着想を得ながら作り上げる高品質なアイテムが揃うブランド。
ぱっと見の雰囲気からして素晴らしいですが、総じて値段は高めです。
”アメリカを創った服” の物語が一着一着に込められており、それを感じながら着用する楽しみがある。取扱店舗数も少なく、少量生産なのが特徴。
特に私がおすすめしたいのは、フリーホイーラーズの『アヴィエーターズトラウザーズ』です。本当に唯一無二のカッコよさです。
次こそ欲しい!と思ってもすぐに売り切れなので、インターネットでの注文か、近隣の取扱店で早めの注文が◎
The REAL MCCOY'S 【ザ・リアルマッコイズ】
どんなアメカジブランド?
ブランドの歴史は色々とありましたが、その人気は現在もすさまじいものです。
ジーンズをはじめとしたワーク系、ミリタリー系、ライダース系など幅広いラインナップをそろえています。ハイクオリティで人気も非常に高いですが、総じて価格も高め。
取扱いブランドのご紹介。
- Joe McCoy → ワーク系
- Real McCoy → ミリタリー系
- Buco → バイカー系
特にミリタリーウエアのA-2フライトジャケットなどが個人的にカッコいいです。紹介し切れないくらいアイテムが豊富なので、直営店が近くにあるなら一度は足を運んでみて欲しい。
☞リアルマッコイズ×ラングラーの記事
[clink url="https://amekaji-jeans.com/2020/03/wrangler-jeans.html"]
高価格帯のアメカジブランドではありますが、直営店はお客さんが多く来ているのでリアルマッコイズのブランド力はアメカジブランの中でも随一の高さといえるでしょう。
違いのわかるアメカジアイテム
ジーンズ
ジーンズは、アメカジブランドがこぞって新しい生地やシルエットを日夜研究しているアメカジファッションにおける必須アイテムです。
アメカジの代表的なアイテムなので、生地へのこだわりは当然ハンパじゃないのですが、共通するのはディテールや縫製、それが合わさって生まれる安物じゃ味わえない色落ち感と雰囲気。
ファストファッションブランドのペラペラのが穿けなくなっちゃいますよ。
しっかりした穿き心地なので「流行りの期間だけ穿いて・・・」じゃなく、1年2年と長く愛用して自分だけのジーンズに育て上げてほしいのです。
普段はスーツを着ていてジーンズは週末だけという方なら、5年以上は軽く愛用できますよ。
スウェット
スウェットも着て比べればすぐ違いが分かるアイテムの1つで、アメカジブランドの多くが採用しているのは『吊り編み機』を使って編まれたスウェットです。
現代の編み機にくらべ、編むスピードがゆっくりなので『空気まで編む』とか言われているくらいふんわりした肌触りが特徴です。
ブランドによって、使用しているコットンや生地のオンス、裏起毛のふんわり感が違うのでそこも楽しめるポイントです。
また、袖付け方法の違いによっても着心地に変化があるので、一口にスウェットといえども非常に奥が深いアイテムなので、ハマりだすと『沼』です。気を付けてください。
[clink url="https://amekaji-jeans.com/2019/11/sweat-amekaji.html"]
Tシャツ
Tシャツも『吊り編み機』を使用したモノが多く採用されており、スウェット同様に柔らかさとふんわり感が特徴です。
特に注目していただきたいのが首回り。
安物は少し着たら伸びてきますよね?
多くのアメカジブランドで採用されているバインダーネックと呼ばれる縫製仕様は、首回りの頑丈さが段違いです。
アメカジブランドが作るTシャツは、長く着て風合いの変化を楽しんでほしいのです。1シーズンでも着れば違いが分かりますよ。
また染料やプリント技法によって経年変化も味わえるのがTシャツの楽しみ。
長く愛用できるものを選んで、ジーンズと同様に経年変化を楽しみましょう。
[clink url="https://amekaji-jeans.com/2020/05/tshirt.html"]
アメカジブランドのこだわりを感じよう
アメカジブランドの多くは、
- 素材感
- 縫製
- 年代によるディテール
などにこだわりを持ちながら生産しています。
そんなこだわりを感じながら着れるのは『アメカジ』というジャンルだけじゃないでしょうか?
ファストファッションを否定はしませんが、アイテムにこだわりを感じないし、所有しても愛着は湧かないと思います。
せっかくならこだわりのアイテムを買って、長く愛用してみませんか?
[clink url="https://amekaji-jeans.com/2020/03/brand.html"]