今回は、スウェットが有名なアメカジブランドのクッシュマンが、ビンテージスウェットでも希少なディテールである『フリーダムスリーブ』を再現させ販売している絶品のスウェットについてです。
今回の記事では、以下の3点について解説しています。
- クッシュマンのスウェットの特徴。
- フリーダムスリーブについての解説。
- フリーダムスリーブの着心地。
『フリーダムスリーブ』って何?という方に分かりやすいように解説していますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
Cushman フリーダムスリーブスウェット
クッシュマンがセットインスリーブスウェットとともに定番展開しているスウェットの1つになります。まずは基本的なディテール解説からしていきます。
メインの『フリーダムスリーブ』については、後ほど詳しく。
両Vガゼット
スウェットとしては古い年代に見られる両Vガゼットとなっています。
リブと同じ生地がはめ込むように取り付けられた『はめ込み型の両Vガゼット』になっているので、1940年代までに多く見られたディテールです。
ロゴは縫い付けられています。
長めのリブ
ビンテージスウェットでは、年代が古いほどリブは長いと言われています。ビンテージにならいクッシュマンのスウェット系はリブが長めに設定されています。
※袖リブを1回折り返して着用するのがクッシュマンおすすめの着用方法です。
生地
白い糸がチラチラと見えるのがわかりますか?ライトグレーと白がミックスしたような色合いです。
ヘビーオンスではありますが、柔らかさもあわせ持つ素晴らしい生地だと思います。
裏起毛
クッシュマンのスウェットといえば『裏起毛』が魅力。
ふわふわ質感の深い起毛は、フリースを着ているかのような保温性です。そして、洗っても全くヘタる感じがしません。
フリーダムスリーブとは?
独特なS字を描くような袖のつけ方『フリーダムスリーブ』
1940年~1950年代ごろに生産されていた袖付けの方法で、 ”腕の動きがスムーズでストレスが無い” のが最大の特徴です。
縫製や裁断にとても手間がかかるため短期間にしか生産されなかったため、ヴィンテージスウェットの中ではかなり希少なディテールです。数が少ないため市場価値が高いとされています。
フリーダムスリーブ着心地の秘密【比較してみました】
生地の動きがわかりやすいように、『フリーダムスリーブ』と『セットインスリーブ』で、腕を上げた時の写真を撮って比較してみました。
セットインスリーブの動き
腕を上げると裾の生地が引っ張られているのがわかりますか?
裾が上がってしまうことに加え、どうしてもつっぱるような感じがあります。
続いてフリーダムスリーブ。
フリーダムスリーブの動き
対してフリーダムスリーブは、腕を上げても生地が引っ張られることなく裾リブが同じ位置になるのがお分かりいただけますでしょうか。
独特のS字を描くような袖付けのおかげで、腕を動かしても生地がつっぱることがありません。
なので肩回りにストレスが全くなく、腕を動かすのがめちゃくちゃ ”ラク” なんです。
これ、マジで凄すぎて感動しますよ。
クッシュマン スウェットのサイズ感
※身長175㎝、体重65㎏
クッシュマンのスウェット系は、Lサイズを購入しています。
着丈・袖丈はジャストですが、身幅に関しては少し余裕があるくらいのサイズ感です。
アメカジスウェットには魅力がたくさん!
袖のつけ方、リブの形状、オンスの違い、生地の違い。
ブランドによって目指す方向性や着心地が違いがあり、それを楽しめるのもアメカジスウェットの魅力。
私の所有しているスウェットの特徴や経年変化を記事にしていますので、お気に入りのスウェットを見つけてくださいね。
ベーシックなスウェットが良い方は・・・
→ ウエアハウス【lot401セットインスリーブ】の記事へ。
[clink url="https://amekaji-jeans.com/2019/04/lot401.html"]
他のブランドにない袖付け方法に興味のある方は・・・
→ ウエアハウス【lot403セットインフリーダム】の記事へ。
[clink url="https://amekaji-jeans.com/2019/04/lot403.html"]
高級綿を使った特別なスウェットに興味がある方は・・・
→ ダルチザン【スヴィンゴールド両Vスウェット】の記事へ。
[clink url="https://amekaji-jeans.com/2019/10/dartisan-svin-sweat.html"]