ウエアハウスの定番スウェット『lot403』についての記事です。
今回の記事では…
- ウエアハウスLot.403のディテール解説
- 特徴的な袖の仕様について
- 定番スウェットの比較
などをメインに解説しています。
アメカジ系スウェットをお探しの方はぜひチェックしてくださいね。
ウエアハウスのスウェット【lot403】のディテール紹介。
まずはディテールの解説からしていきます。
【両Vガゼット】
ビンテージスウェットによくあるディテールの『はめ込みVガゼット』です。
前後両方のついているので『両Vガゼット』と呼ばれており、1940~1950年代ごろのスウェットに実在した特徴的なディテールです。
汗止めや伸縮防止の役割を担っていたモノと言われています。
現代ではなくても機能的に問題ないですが、 「V」がついてないスウェットはなんとなく寂しい感じがします。
デニムジャケット等のアウターと合わせた際には、首元のアクセントになるので個人的に好きなディテールの1つです。
【セットインフリーダム】
脇の部分は『セットインフリーダム』という袖付け方法が行われており、 普通袖と言われているセットインスリーブと、肩の可動性が良いフリーダムスリーブが組み合わさった珍しい袖付けの方法です。
フリーダムスリーブの様に、腕を上げたときに全くストレスがないか?
と言われたらそうではありません。
貴重なディテールが再現されているということで。。。
わきの下の縫製はこのようになっています。
【袖付け方法の比較】
腕の可動性が抜群に良い『フリーダムスリーブ』との比較。
- 上が、フリーダムスリーブ。
- 下が、セットインフリーダム。
フリーダムスリーブの方が曲線で構成されているのがわかりますね。
ちょっとした違いのように感じますが・・・着れば必ず違いがわかります!
「ここが、レプリカブランドが作るスウェットの奥深さ!!!」
【筒状リブ】
筒状のリブも1950年代くらいまでのビンテージスウェットにある特徴。
手首への当りがソフトなので非常に快適。
筒状リブは個人的にかなり好きなスウェットのディテールです。
【裏起毛】
裏起毛です。
ウエアハウスのスウェットは「ふんわりやわらか」といった表現がピッタリかと思います。 優しく包み込まれる着心地に私自身ぞっこんです。
【乾燥機はダメ】めちゃくちゃ縮みます!
ウエアハウスのスウェットは柔らかさがある反面、伸びや縮みが多く出ます。
→ 乾燥機を使うのは絶対に控えてください。
過去に乾燥機を使ったために極端な縮みが出て、着れなくなった経験があります。
2サイズ~3サイズくらい縮んでしまい、どうしようもなくなってしまいました。
ウエアハウス lot403【1952】は、フェルトプリントが良い!
色はオートミール。
「1952」のフェルトがインパクト大なスウェットです。
デザインに一目惚れして購入したスウェットです。
※こちらのスウェットは2017年のモデルになります。
「lot403」の品番は毎年違うデザインのスウェットが販売されているのでお好みのモノを見つけてみてくださいね。
フェルトプリントの経年変化
個人的に大好きなフェルトプリント。
その理由は・・・
- 変化がわかりやすい。
- 1930年~1940年代の古いプリント技法であること。
- 単純にかわいい。
では未洗いと、洗い後の比較写真を見ていきます。
なんともいえない表情です。
パッと見てわかるフェルトのフワフワ感が全く違いますよね?
ウエアハウスのスウェット【lot403】と【lot401】の違いを解説。
ここでウエアハウスの定番スウェットの比較をしていきます。
スウェットのディテールや、ご購入の参考にどうぞ。
袖付けの方法
袖のつき方が違いますよね。
- lot403は、肩から真っ直ぐに落ちてきてカーブするセットインフリーダム。
- lot401は、肩から脇まで真っ直ぐに縫製されているセットインスリーブ。
ネックの形状と縫製仕様
- lot403は、はめ込みVと少しだけ広めのネックライン。
- lot401は、フラットシーマによるはめ込みVとやや立ち気味のネック。
中を見るとはめ込みVの縫製仕様の違いが分かりやすいですよね。
どちらもサイズ感は同じような感じですが、lot401の方が気持ちゆったり目です。
リブの縫製
袖リブのつき方についてです。
- lot403は、筒状のリブです。
- lot401は、フラットシーマによる縫い目が見えています。
≪Lot.403のスウェットはこちら≫
古いスウェットの袖の付き方でいえば、
- セットインスリーブ
- フリーダムスリーブ
- ラグランスリーブ
などが代表的ですが好みのものを見つけてくださいね。