ダナーが誇るアウトドアブーツの名作『ダナーライト』についての記事です。
今回の記事では下記の項目をメインに、ダナーライトについて幅広く解説しています。
- ダナーライトの魅力的なディテール解説。
- コーディネートについて。
- エイジング状況とお手入れについて。
ダナーライトは見た目がかっこいいのはもちろんのこと、快適性も非常に高く、本気でおすすめできるブーツです。じっくりとご覧くださいね。
ダナーライトは【DANNER】が誇る名作ブーツ
『ダナーライト』は、当時ハイテク素材であった『ゴアテックス』を真っ先に”靴”に取り入れることに成功し、その名を轟かせることとなった名作ブーツです。
「ダナーライト以上にカッコ良くて快適なアウトドアブーツってある?」って思っているほど、見た目も機能性も完成されたブーツです。
ではディテール解説へと参ります。
ダナーライトの魅力とディテール紹介
フックの青サビが超絶かっこいいエイジング
購入時期は忘れてしまいました。 もう何年目でしょうか?
スレもたくさんあるし乾燥肌気味のダナーライトですが、フックには青サビが出ており、何とも言えない使い込んだ雰囲気が出始めています。
ダナーライトは今もアメリカ製
「MADE IN USA」のタグがついており、誇らしくも感じますね。
ダナーライトは今もなお、アメリカ合衆国の西海岸にあるオレゴン州ポートランドの工場でハンドメイドで作られているのをご存じでしょうか?
余談ですが、アメリカのこのあたり。一度行ってみたいですね。
アメカジ好きにとって、”Made in USA”や、その雰囲気を感じらるアイテムはやっぱり特別!
生産拠点をまるごと海外に移すメーカーも多い中、今でも一部のモデルはアメリカ製を貫いています。
そんな職人気質あふれる『ダナー』ですが、2012年にダナーブランドを運営していた米ラクロス社をABCマートが買収し子会社化しています。
以上のことから、ABCマートでも取り扱いがあり『DANNER』の正規取扱店として販売がされています。
タフで丈夫なコーデュラナイロン
コーデュラナイロンが良い感じでやれてきています。 新品時はもっと色の濃い感じであったと記憶していますが、退色した雰囲気がたまりません。
アイレットは上3つがフックになっており、脱ぎ履きしやすい仕様になっています。
フックをすべて使って履くのももちろんかっこいいですが、フックには引っかけずに余ったシューレースをブーツに巻き付けてもカッコよく決まりますよ。
足元の雰囲気に変化を出すことができます。
お好みに合わせて調整してみてくださいね。
DANNERの刻印入りベロ
ベロ部分には ”Danner” の文字が刻印されています。
革には、雨などの水分に強い ”ウォータプルーフフルグレインレザー” が使用されています。(→雨も汚れも全く気にすることなく履くことができます)
あくまで個人的な意見ですが、もともとがアウトドア系のブーツですから悪天候でも気にせず履くのがいいと思っています。
雨の日に履くことが多いですが、ブーツ内部に水がしみてきたことは一度もありません。悪天候であっても「絶対に大丈夫!」とマジで信頼のおける一足です。
ブーツ内部
ブーツ内部にはインソールは入っていません。(入れていた時もあったのですが厚みが出ることにより足が痛くなったので取ってしまいました)
防水性・透湿性に優れた素材である『ゴアテックス』が袋状に形成され足を包み込むように配置されています。
→さすがのゴアテックスでも多少は蒸れます。
ゴアテックスとは?
https://jp.danner.com/best-partner/dtbp-09.html
防水透湿性に優れた素材のこと。
アウトドアウエアでは有名な素材であったゴアテックスですが、ブーツに採用したのはダナーライトが最初です。
当時、靴に採用するのは難しいといわれていた『ゴアテックス』をゴア社との共同開発により誕生しました。
現在でも防水性に優れたアウトドアブーツにはゴアテックスが使用されていますが、ゴアテックスを靴に採用する技術が開発されたのは1979年のこと。約40年前に開発された技術が現代でも生きているのはとてつもなく凄いことで、革新的な開発であっただろうと感心してしまいます。
ステッチ
『軽さと履きやすさ』が最大の特徴であるダナー式ステッチダウン製法。ソール交換ももちろん可能です。
私自身の経験として、ブーツ穿き始め恒例行事?と思っている「靴擦れ」「足の痛み」は一切ありませんでした。
革のブーツと比較するのもどうなのか微妙なところもありますが、ブーツというカテゴリーの履物の中ではかなり履き心地が良く、快適だと感じています。
レッドウイング等の本革製のブーツとは全くの別物と思っていただいた方が良いと思います。それだけ最初から足に痛みを感じることはなく、非常に ”楽” であると言うことです。
ビブラムソール
ビブラムクレッターリフトソールです。
グリップ力が高いソールなので雨の日でも安心できます。
かかとが大分すり減っていますので、もうそろそろソールの交換時期ですね。折を見てソール交換しようと思っています。
最後に前から1枚。
値段は少々張りましたが買って後悔したことは1度もない一足です。
もう何年もはいていますが、愛着が湧くばかりです。
ダナーライトのエイジング【お手入れ道具もご紹介】
履きジワと自然なツヤ感がたまらないですよね?
メンテナンス後の表情をみると「手入れして良かった」と心から感じることができます。
つま先付近をもう少しアップで見ていきます。
傷さえも愛おしく感じます。→ 変態?
履きジワ、シューレース付近のシワなどがたまらない雰囲気です。
つま先にはガリっとしてしまった目立つ傷がありますが、マウンテンブーツ・ワークブーツは多少の傷は気にせずガシガシ履いた方が良いエイジングになっていくと思っていますので補色等の手入れはしていません。
いっぱい履いて・使ってなんぼです。
オイルレザーのブーツほど気にする必要はありませんが、ダナーライトのグレインレザーも時折お手入れが必要になってきますので、私がお手入れに使っているケア用品をご紹介します。
ダナーのお手入れには・・・
【コロニル 1909 カラーレス】
超有名な万能デリケートクリーム。
ダナーやレッドウイングをはじめとしたブーツにももちろんのこと、普段持ち歩いている革製品全般のお手入れにも最適です。
サラッとした使用感で伸びが良いため、ムラになりにくいと感じます。塗った後のべたつきはありません。
シダーウッドの独特な香りは賛否両論ありますが、私は好きな香りです。
【ステインリムーバー】
こちらも定番の革靴汚れ落とし。
サラッとした液体なのでとにかく使いやすいですが、擦りすぎたりすると革を傷めたりするので注意です。
1つ持っておくと革靴全般のお手入れにとっても便利。
白いタオルでお手入れを実施すると驚くほど汚れが取れるのがわかりますよ。
ダナーライトのコーデ例【ジーンズと相性〇】
ダナーライトの定番アメカジコーデ
※リンクをクリックすると、コーディネートに使ったアイテムの詳細記事に飛びます。
ダナーライトを使った定番のアメカジコーデです。
≪コーデに使ったアイテム≫
- アウター【WAREHOUSE】ピケボアジャケット
- スウェット【Cushman】フリーダムスリーブスウェット
- ジーンズ【Levis】501USA
- ブーツ【Danner】ダナーライト
ジーンズ×ダナーライトの組み合わせが相性がバッチリで格好良いと思います。
ダナーライトを履くと足元にインパクトが出るので、トップスはシンプルにまとめるのがおすすめ。
アウトドアコーデ
≪コーデに使ったアイテム≫
パタゴニアのレインウエアを使ってシンプルにコーディネートしてみました。トップスに暗い色を持ってきてもダナーライトのおかげで自然とまとまりますね。
レインウエアもダナーライトも雨に強いので、急な雨でも全く困らない実用性の高いコーディネートです。
キャンプなどに出かけたくなる服装ですね。
ダナーライト×ベストのコーデ
≪コーデに使ったアイテム≫
パタゴニアやコロンビアといったアウトドア系ブランドのベストと組み合わせることで、軽快なイメージに仕上がります。
ダナーライトは今、旬なアウトドアアイテムと相性抜群なのでコーデには困らないですよ。
アウトドアMIXのキレイ目コーデ
≪コーデに使ったアイテム≫
- ベスト【Filson】マッキーノウールベスト
- パーカー【Cushman】フルジップパーカー
- シャツ【WAREHOUSE】lot3076 ホワイトシャンブレー
- ボトムス【WAREHOUSE】1003sxx 大戦モデル
アウトドアウエアの名門ブランド『Filson』のベストとダナーライトのコーデ。
シャツなどのキレイ目アイテムをプラスすることで、アウトドア系に偏ることなくほどよくMIXされたコーディネートをつくることができます。
※ダナーライトの合わせ方については『ダナーライトに合わせるボトムスは何がいい?』の記事も合わせてご覧くださいね。様々なボトムスと合わせて比較検証しています。
[clink url="https://amekaji-jeans.com/2019/10/danner-light.html"]
インスタ(@take01140)でもダナーライトを使ったコーディネートを更新してます。
ダナーライトを履くときのこだわり
私がダナーライトを履くときに行っているこだわりをご紹介します。
それはジーンズの裾を「ロールアップ」して程よくダナーライトをアピールすること。やっぱりかっこいいブーツはちらっと見せないと!
ダナーライトはボリュームのあるブーツなので普通の太さのストレートジーンズが一番合うでしょう。流行りのスリムやテーパードのきつ過ぎるジーンズと合わせると、足元だけにボリュームが出てしまうので注意してくださいね。
≫写真のジーンズ【WAREHOUSE 1001xx】はこちらの記事をどうぞ。
[clink url="https://amekaji-jeans.com/2019/04/lot1001.html"]
ダナーライトのサイズ感
ワイズの関係もありますが、やや大きめな作りの印象です。
(US8.5 ワイズEE = 日本サイズの表記だと26.5cmを着用)
※スニーカー類も26.5~27.0㎝を買うことがほとんどですので、同サイズを購入しています。
つま先は少し余っていますが、シューレースをぎゅっと絞って履くのが好きなので関係なし。
ジャストで履きたい方や足幅の狭い方は、普段のサイズからハーフサイズ下げることでちょうど良いサイズ感になると思いますよ。
男らしい渋いカラー展開も魅力。
主なカラー展開はこの3種類。
定番カラーで合わせる?人とは被らないカラーで攻める?
ダナーライト KHAKI
もはや定番中の定番カラー。一目見たらダナーライトとわかります。
≪KHAKIカラーの合わせ方はこちらの記事をご覧くださいね≫
[clink url="https://amekaji-jeans.com/2019/10/danner-light.html"]
ダナーライト BLACK
チノパンやミリタリーパンツと相性良し。もちろんデニムにも。
武骨な印象で履きたいならブラックですね。
ダナーライト CEDAR BROWN
渋めのカラーなのでコーディネートのしやすさ〇
いずれのカラーもコーディネートしやすい印象ですが、ダナーライトでエイジングも存分に楽しみたいなら、カーキかブラウンがおすすめですよ。
ダナーライトを履きまくろう!
日常やアウトドアはもちろんですが、雨の日でも気にせずどんな場面でも履いてきました。なぜなら悪天候の時にこそダナーライトが真骨頂を発揮すると思っているからです。
新しいブーツを雨の日に履くのはもったいない気もしますが、1度でも履いてみれば、ダナーの快適性にきっと驚くことになるでしょう。
ダナーライトを履き始めてもう5年くらいが経ち、雰囲気もますます良くなってきているので一生手放せない相棒です。
この先もメンテンナンスを繰り返しながら10年、20年共に歩んでいきたいブーツです。
※関連記事【ダナーライトに合わせるボトムスは何がいい?】も合わせてご覧くださいね。
[clink url="https://amekaji-jeans.com/2019/10/danner-light.html"]
≪レッドウイングも人気記事です≫
[clink url="https://amekaji-jeans.com/2019/05/redwing9874-6moc-toe.html"]
[clink url="https://amekaji-jeans.com/2019/05/blog-post_9.html"]