ずっと気になってた紙パッチのLVC。
『リーバイス ヴィンテージ クロージング』の1955年モデルをゲットしたので、今回はノリ落としをしてみた記録です。
復刻物といえば40年代が人気筆頭ですが、紙パッチに惹かれて購入した55年はかなりシルエットが秀逸。
たくさんある『LVCシリーズ』の中でどのモデルにしようか気になっている方、ディテールや縮みも計測しているので参考にしてみてください。
セカンドウォッシュ後の色落ちはこちらの記事をどうぞ!
☞LVC501の1955年モデル、穿き込み7ヶ月でセカンドウォッシュしてみた!
リーバイス ヴィンテージ クロージング 1955モデルとは?
ざっくりとした特徴は以下の通り。
- 紙パッチ
- ボタンフライ
- 隠しリベット
- 角ばったシルエット
各アメカジブランドがこぞって販売している44年の大戦モデルや47年の王道のジーンズが人気どころと言った感じでしょうか?確かに魅力的なディテールを備えたモデルで、私も穿きこんだりしたもんですが、あっちでもこっちでも大戦モデルと言われると「違うのいきたいな〜」なんて気持ちになっちゃうんだよね。
「ここはいっちょ本家の復刻でも味わっとくか!」ということで購入。
ジーンズのパッチといえば経年変化が楽しめる『革』が人気。今回購入したのは紙パッチ製。
レザーパッチは縮んでカチカチになっちゃうことから、リーバイス社がレザーを模した紙製のパッチを初めて導入したのが1955年モデルのこのジーンズです。
レザーパッチのように色が濃くなるような経年変化は味わえないけど、当時リーバイス社が試行錯誤していた足跡を感じることができるディテールににんまり。
まだ何の変哲もないパッチですが、洗濯乾燥後はいい感じのクシャクシャ感に変貌を遂げます。お楽しみに。
ボタンの質感はまずまず。
以前、購入た現行のUSAモデルよりよっぽど良いかと思います。bigE タブが何ら珍しくなくなってしまった今、こういう部材の良さで『LVC 』だけの特別感を得たいよね。
こちらは現行USA モデルの501て価格差10,000円ちょいってとこですが、、どうでしょう?
☞ リーバイス501 MADE IN THE USA【現行の手軽に楽しめるBigE】
[clink url="https://amekaji-jeans.com/2020/05/501-usa.html"]
はい、トルコ製です。
リーバイスの復刻物はバレンシアのもかなり相場が上がっていてるみたいですね。
いつかはトルコ製も?
まだ水を通す前の状態ですが、生地は比較的ライトオンスでボコボコ感の少ないフラットな印象。ちなみに生地は日本のカイハラ製。
日本のデニムがトルコに渡り、リーバイスとして日本で売られる
有名どころでいうとユニクロさんもカイハラ製デニムを使用したデニムを売っている。もちろん生地も違うのでそれについてどうこういうつもりは無いが、あまり考えすぎると『LVC』のプレミアム感がなんとなく薄れるのも事実。
- ユニクロ 4,000円台
- レプリカブランド 25,000円前後
- リーバイスLVC 30,000円ちょい
恐るべし、リーバイスのブランド力である。
公式サイト:LEVI'S® VINTAGE CLOTHING 1955モデル 501® JEANS RIGID
【縮みはどうだ?】ノリ落としの儀
ご丁寧に穿き方の方法をレクチャーした冊子を付けてくれています。左から順にざっくり解説すると、
- そのまま穿いてもいいよ!
- 穿いてお風呂入ってね!
- 洗って乾燥機に入れてね!
楽しみ方は人それぞれ。私はいつもの通り、③の方法でノリ落としの儀を行いました。
①ぬるま湯に1時間ほど
40℃前後のお湯をバケツに用意しジーンズを投入。
ムラなく糊が落ちるように時々ひっくり返しました。
漬け込むだけでこんだけ落ちる。
毎回こんなだけどテンション上がる、これも糊落としの楽しみの1つ。
②洗濯機
しっかり糊を浮かせた後は洗濯機に投入します。
今回は良い匂いに仕上げたかったのでランドレス使いました。☞ ランドレス・デニムウォッシュの効果は?【検証してみる】
デニム用洗剤の検証企画はこちら。
[clink url="https://amekaji-jeans.com/2020/06/denim-wash-2.html"]
乾燥機で40分
洗濯機で洗った後はコインランドリーに持ち込んで乾燥機に40分投入。
しっかり縮みきったら穿き込み準備完了です。
LVC1955モデルの縮み計測!
おぉー!
ということでサイズ計測。(※ウエストサイズは平置き採寸×2してます)
リジッド | 乾燥後 | |
ウエスト | 84cm | 76.0cm |
股下 | 84cm | 75.8cm |
裾幅 | 21cm | 20.4cm |
ウエストと股下がギューと縮みましたね。
ウエストは程よくジャストサイズにも関わらず、お尻と裾はややゆったりめのストレートシルエット。
こういったシルエットって少なくなったよね。野暮ったさが敬遠されがちだけど、私的にはブーツにもスニーカーにも合わせやすい万能シルエットだと思います。
おぉーーー!
シルエットいいね。
どこまでビンテージに似せてきてるかはわかりませんが、リーバイスのシルエットは素晴らしいの一言。
現行501 USAにしても、511にしても好印象でした。穿きやすく作ってるのかな?
☞ リーバイス501と511を比較【好きなシルエットはどっち?】
[clink url="https://amekaji-jeans.com/2020/12/levis-501-511.html"]
【LVC 1955モデル】乾燥後にチェック
スレーキには『LEVI’S VINTAGE CLOTHING』のプリント。
かっこいいけど、仕方ないけど、びらびらしたタグはちょっとね。
ライトオンスだけど結構張りもあって、生地の毛羽立ちはそこそこあり。さすが日本のカイハラさん?
毛羽立ちがなくなる頃にはどんなデニムに変貌を遂げてるでしょう。
隠しリベット部の盛り上がりはまずまず。いい感じに擦れてくるんじゃないでしょうか。
この辺りの細かい仕上がりとか気になっちゃう方ですが、思ってたよりいいかも。
隠しリベットはキラリ。
今回は大胆にロールアップして穿く予定なので裾上げせず、純正チェーンステッチのうねりです。
うねりはやっぱり控えめかな?
セルビッジは良い雰囲気。
赤タブくるりんぱ。
この辺は通常ラインとは全く違いますね。
『501 USA』も『511』にしても、ピンピンの赤タブだったけど復刻物らしい作り込みを感じる。
リーバイス復刻モデルの実力はいかに!?
紙パッチのくしゅくしゅ具合、ホントかっこいい。1955モデルにして良かった。
さて、このジーンズはどうしていこう。
- 洗わずに穿く?
- 洗いまくる?
- 乾燥機使いまくる?
こんな事を考えてる時間が楽しくて楽しくてね。
他にも穿きたいジーンズはあるのでゆるゆるローテーションで回す予定。その分、セカンドウォッシュは長ーーく確保しようかなと。
さて、本家リーバイスの復刻ジーンズはどんな変化を見せてくれるのでしょうか。