遂に買ってしまいました。
『DEAD STOCK BLUE』は、ウエアハウスがブランド創設から25年積み上げてきた全ての技術が詰まった最高峰のレーベルです。
「定番だからいつでも買えるし〜!」って思ってたけど無理でした。
見て触れて感じて、即決。めちゃ良いです。
今回はDSBならではの仕様や、着用する前に乾燥機にかけたのでサイズ感の変化の様子などをお伝えしていきたいと思います。
DSBシリーズが気になる方はぜひご覧くださいね。
ウエアハウス1000xx【DSB】
今回はリジッド(糊付き)が品切れでしたのでワンウォッシュでの購入です。
『DEAD STOCK BLUEシリーズ』にはこだわりポイントに貼り付けるシールがついてきますが、PCやスマホに貼り付けてる方が多いみたいですね。
私は勿体なくて使ってません。
シール風に写真加工してみたので、DSBのこだわりポイントをさらっとチェックしていきましょう。
ピンクセルビッジデニム
DSB1000xxに使用されているデニム生地は7.5番×7.5番ピンクセルヴィッチデニムです。
定番のバナーデニム生地と比べると、少しだけ厚みとざらつきが増したような生地感です。
革パッチ
革パッチの素材は渋鞣しのディアスキン。
定番デニムの革パッチは変化が少ないですが、DSBはワンウォッシュでこの表情です。乾燥機にかけた後の変化にも注目ですよ。
鉄製ボタン
ボタンもDSB専用で黄色く変色した風合いが再現されていて、さらに土台が銅です。
「ここまでやっちゃうか?」っていうこだわりが良いですよね。
ピスネーム
レーヨン製のピスネームはピンク色に退色した様子が再現されています。絶妙な色合いですごく良いと思います。
リベット
経年変化した様子が再現されているリベットは、光っていたり燻んでいたりとランダムな表情です。
デッドストックの魅力が詰まってる
☞ WAREHOUSE DD-1001xx 1947model
全ての部材に『酸化』という経年変化が施されているため、やはり購入してすぐの状態でも漂ってくる雰囲気が違いますね。
当時のジーンズの風合いを再現するというのはレプリカジーンズによくある考え方ですが、長年の保管(デッドストック)によって『酸化』した状態を再現するという着眼点は他にないんじゃないかと思います。
レプリカジーンズの新しい価値観とも言えるかも知れませんね。
他のブランドも追従するかも?
全体像としてはこんな感じです。
バックポケットはちょこっとカスタムしてます。
ワンウォッシュを購入し裾上げしたので、うねりがリセットされた状態です。
チェーンステッチによるうねりを出すために裾だけもみ洗いしてもいいんですが、今回はせっかくなので乾燥機に入れてみました。
DSBを乾燥機に入れてみた
乾燥機に入れて完全にセットアップが終わった状態がこちらです。
以下の手順で行いました。
- 全体を濡らす
- 脱水
- コインランドリー
- ①②を繰り返す
- 自然乾燥
ちょっと手間ですが、乾燥機に入れた後にもう一度水を通すことで不自然なシワのリセットと生地のハリ感が復活します。
乾燥機に入れた率直な感想を先に言っておくと、入れなくてもよかったかなという印象です。
というのも、そもそもワンウォッシュ状態で十分なパッカリングも出てますし、生地が縮んだことによってシボ感がかなり強調されました。
お好みによって実施してみてくださいね。
乾燥機に入れた前後のサイズ感の変化は表の通りですが、素人がサクッと計測してますので参考程度でお願いします。
W30 | ワンウォッシュ | 乾燥機 |
---|---|---|
ウエスト | 74.0cm | 74.0cm |
わたり | 28.0cm | 28.0cm |
総丈 | 103.5cm | 101.0cm |
股下 | 72.5cm | 71.0cm |
裾幅 | 21.0cm | 20.0cm |
それでは工程をサクッとご紹介していきますよ。
①全体を濡らす
まずは裾だけもみ洗いしていきます。
そのまま全体を濡らしていきます。
②脱水
なるべく色落ちさせたくないので、脱水のみの実施です。
③コインランドリー
脱水後はコインランドリーに持っていって40分乾燥させました。
しっかり乾燥させた状態はこちらです。
チェーンステッチのうねりがしっかりと出ましたが、乾燥機内でぐちゃぐちゃにかき回されたことによって変なシワがついてます。
シワをリセットさせることと、ハリのある生地感を復活させるために再度水を通して自然乾燥させますよ。
④全体を濡らす・脱水
先ほどとほぼ同じ工程で、全体にサラッと水を通したら脱水します。
⑤シワを伸ばして自然乾燥
脱水後のシワを伸ばすのと、セルビッジをしっかり開いて自然乾燥させましょう。
ここまでやって準備完了です。
それでは乾燥後のDSB1000xxの表情を確認していきましょう。
乾燥後の表情
革パッチはしなやかな状態を保ったまま、雰囲気が格段によくなったと思います。
穿き込んでいった時にどんな表情になっていくのか楽しみです。
バックヨークのパッカリングもしっかりと。
色落ちしたときの後ろ姿の印象が変わってくると思います。
チェーンステッチのうねりも見事に出ました。
ここまで長かったですが、穿きこむ前の準備が完了したのでいよいよ穿いてみますよ。
DSB1000xx、やっと穿いてみる
ウエアハウスは30インチを穿くことが多いですが、DSBに関しては気持ち大きめな印象です。
『XX(ダブルエックス)』らしい腰回りがゆったりした着用感ですが、思ってたよりすっきりしたシルエットだと思います。
加えて、穿いた時に感じるザラ感としなやかさのバランスは本当に素晴らしいの一言です。
ウエアハウス25年の知識と技術が詰まった最高峰『Dead Stock Blueシリーズ』はどんな経年変化を見せてくれるのでしょうか?
すごく楽しみです。
とはいえ穿き込み中のジーンズがあるので、じっくり時間をかけて楽しんでいこうと思います。
メインで穿いてるジーンズはこちらです。
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