今回はウインドブレーカーについてです。
登山の時や普段着の防寒着としても着用している便利なアイテムです。
パタゴニアのウインドブレーカーといえば『フーディニ・ジャケット』が定番として君臨していますが、『モハーヴェ・トレイルズ・ウインドブレーカー』はフロントポケットが2つ付いているので普段使いしやすい設定なのかと思います。
コンパクト性には劣りますが、とても便利なウインドブレーカーなのでお探しの方はぜひ最後までお読みくださいね。
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モハーヴェ・トレイルズ・ウインドブレーカー
背中が出にくいように背中側の丈が少し長い仕様です。
全く関係ない話ですが、これも迷彩柄ですね。特に意識して選んでるわけではないですが、なんやかんや好きなのかも知れません。
この前アウトレットで買ったキャプリーンも迷彩柄でしたね。
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生地
生地は、1.2オンス・20デニール・リップストップ・リサイクルナイロン100%。
DWR(耐久性撥水)加工済みなので、小雨程度なら問題なく弾いてくれます。
1.2オンスや20デニールと言われてもあんまりピンとこないと思いますが、写真の通りうっすらと透けるくらいのイメージです。
ちなみに、私が仕事で使用しているブリーフィング SQPACKのバリスティックナイロンは1050デニールです。
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デニールとは『糸を9,000m伸ばしたときの重さ』です。
1g=1デニール。
ナイロン製の丈夫なバッグは1000デニール前後、女性の薄手のストッキングなら40デニール前後ですので、パタゴニアのウインドブレーカーがいかに軽量な生地で作られているかがイメージできるかと思います。
仕様
ちょっと見えにくいかも知れませんが、脇の縫製はラグランスリーブになっています。
平置きした状態では少し生地が余るようになっていて、ストレッチはない生地ですが腕の動きもつっぱり感は少なくスムーズです。
ジッパーは止水仕様ではありません。
生地自体に撥水加工はしてありますが、防水仕様ではないので小雨程度を防ぐことができるくらいの認識の方が良いと思います。
パタゴニア名作ウインドブレーカーの『フーディニ・ジャケット』との違いの1つは、ジッパーの中に風の侵入を防いでくれるフラップがついていることでしょうか。
フラップがついていることによって重量は増えるのはデメリットと言えますが、防風性は高いといえますね。
袖口のゴムもしっかりしたタイプで、ここも『フーディニ・ジャケット』との違いです。
しっかりしてるので腕をまくった時にずり落ちてくることはありません。何ならゴムの型がつくくらいしっかりしてます。
タウンユースとしてもアウトドアでも使いやすいのは両サイドにポケットがついていることです。
もちろんジッパーがつく事によって少し重量は増えますが、メリットも多いです。
山での行動中に手が暑くなってきてグローブを外そうと思った時に、いちいちザックをおろすのは非常にめんどくさいです。そんな時でもポケットがついてるので、とりあえず収納しておけばOKなのは楽チンです。
裾にはドローコードがついているので、絞れば風の侵入を防ぐことができます。
パタゴニアのウインドブレーカーは携帯性が良い
モハーヴェ・トレイルズ・ウインドブレーカーの携帯性をチェックしていきます。
私がパタゴニアのジャケット系が好きな理由の1つが携帯性の高さです。
携帯性の高さというと小難しく聞こえますが、パッカブル仕様(ポケットに収納できる)がものすごく便利で好きなのです。
無駄な収納袋がないので無くす心配がないですからね。
左ポケットが両面ジッパーになっていて、ここに収納していきます。
カラビナ用のループもついてます。
後ほどバックパックに取り付けてみた様子もお見せしますね。
ポケットをひっくり返すようにして収納していきます。
詰め終わるとこれくらいにまとまります。
この時はサイズを計測するのを忘れてしまいましたが、約23センチ×17センチです。
ちょっと大きめなのが難点ですが、空気を抜いてしまえばペットボトルくらいの大きさになります。
重さを測ってみると150g。
本当に軽いんです。
『フーディニ・ジャケット』が100gなので、軽さとコンパクト性を求めるならフーディニの圧勝ですが、ポケットが付くことなどの利便性を求めるならば『トレイルズ・ウインドブレーカー』が良い選択になると思います。
実際にカラビナに通してザックに取り付けてみた様子です。
このサイズ感なので、正直言ってぶら下げる気にはなりません。
なので使わない時はザックのメインポケットに入れておくか、脱いだらそのままサイドポケットに突っ込んでしまうのが取り回し易くて良いかと思います。
このウインドブレーカーに関してはザックにぶら下げる気にはならないですが、パッカブル仕様はやっぱり便利です。
実際の使用感
防風性に優れているだけあって、少し肌寒い時に羽織ると調子良いです。
しかし汗をかき出すと内側がこもってペタペタしてくるので、ジッパーを開けて衣服内を換気しないと蒸れてきます。(仕方のないことですが・・)
もちろん気温や雨風の状況によって調整しなければなりませんが、長袖インナーの上から羽織って直接肌に当たらない方が快適に過ごすことができると思いますよ。
普段の生活でももちろん使いやすいです。
少し肌寒い季節にアウターとして使っても良いですし、重量が軽いので防寒着として常にバッグに入れて持ち歩いておくにしても全く苦になりません。
パタゴニアの普段でも使えるライトアウター類でいうと、少し前にバギーズジャケットについて書きました。
バギーズジャケットの場合は生地もがっしりしていますし、パッカブル仕様じゃないので常に携帯するアウターではないと思います。(快適なんですけどね)
☞パタゴニアのバギーズジャケットのレビュー【めっちゃ快適です】
[clink url="https://amekaji-jeans.com/2020/10/baggies-jkt.html"]
全く性格の違う両製品ですが、普段から使えるライトアウターという括りでどっちか1枚買うとしたら、汎用性の高さでウインドブレーカーを選ぶ方が満足度が高いと思います。
ウインドブレーカーのお手入れ方法は?
ウインドブレーカーの撥水性をキープするためには洗濯して汚れを落とす必要があります。
私は汗をかいたりして汚れが気になった時に洗うようにしています。
メンテナンスの手順は以下のとおりです。
- 洗濯ネットに入れる
- 中性洗剤で洗う
- すすぎはしっかり
- (熱を加える)
とても簡単な手順で撥水効果を維持することができます。
④の熱を加えるのところに()を付けたのは、頻繁にする必要はないかなと思っているからです。
撥水効果が落ちてきたなと思ったら、アイロン(※当て布をして)をかけたり、コインランドリーで低温乾燥をしたり、もっと手軽にするならドライヤーの熱風を当てる良いですよ。
もっと強力にケアするなら撥水剤を使う方法がありますが、ウインドブレーカーについた汚れを落とさないと効果が出ないので、まずは洗濯することが大切だと思います。
運動の時も普段も使いやすい
軽さや携帯性で『フーディニ・ジャケット』を買えばよかったかなと思うこともありますが、やはりフロントポケットがついているというのは非常に便利です。
アウトドアでは『重量』や『コンパクト性』が重視されますが、私が使う範囲であれば機能的には十分かなという感じもします。
このようなアウトドアウエアは何を重視して選ぶかが重要だと思っていますが、『普段の生活でも使いやすい汎用性の高さ』を重視するならモハーヴェ・トレイルズ・ウインドブレーカーは良いウエアだと思いますよ。
ちなみにこちらのウインドブレーカーは今季は取り扱いがなく、アウトレットでのみ購入することができます。
関西にお住まいの方は中之島のアウトレットか、ウェブアウトレットをチェックしてみてくださいね。
[clink url="https://amekaji-jeans.com/2020/11/patagonia-outlet.html"]
公式サイト:パタゴニア