2021年秋冬の(ワタクシ的)注目モデルだったインディゴヘリンボーン生地のカバーオール。
かなり手の込んだカバーオールらしく生産数が少ないとのことですのでゲットされた方はラッキーかも?
しかしながら夏目前ということで、何ならシャツが活躍し出す季節。
かなり遅めのご紹介ですがカバーオールといえばアメカジ定番のアイテム。ライトアウターとして幅広い季節で活躍しますからね!ぜひご覧ください。
Lot 2165 INDIGO HERRINGBONE COVERALL WITH CHINSTRAP
『Lot 2165 INDIGO HERRINGBONE COVERALL WITH CHINSTRAP』商品名めっちゃ長いですね。
インディゴヘリンボーン生地のカバーオールでチンストラップ付きと言うことでディテールが注目ポイントでもあるのですが、このカバーオールはすっきりとしたAラインも特徴の1つ。
カバーオールといえばワーク系アイテムと言うことで野暮ったいシルエットを想像される方が多いかもしれませんが、思っている以上にコーディネートしやすいのです。
それでは魅力あふれる数々のディテールをご紹介していきますよ。
ディテール紹介
このカバーオールの目玉といえばヘリンボーン生地。ワンウォッシュしただけでも生地の凹凸が目立ちますよね。
ヘリンボーン生地の特徴は『右綾』と『左綾』の特徴を併せ持っていることです。
リーバイスなど多くの数多くのジーンズに採用されている『右綾』の特徴は耐久性に優れていて、リーのジーンズに採用されている『左綾』は滑らかな肌触りで柔軟性のあり馴染みやすい。
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こちらのモンキーパンツに使われている生地もヘリンボーンでした。洗濯してもすぐ体に馴染んでくれるので非常に着心地が良いです。
生地って本当に奥が深い。
お好きな方も多いのではないでしょうか?
襟元はチンストラップ付きです。
「ピロピロしてちょっと邪魔かな?」と言う方は襟を捲るとボタンが付いているので、折りたたんで止めておくことができるのです。
1930年代ぐらいまでに作られたカバーオールらしいですが、考えられてるなと感心してしまいます。
うん、カッコ良すぎる。
左の胸元にはグリーンの閂止め(カンドメ)がチラリ。
ビンテージワークウェア好きなら見ればすぐ分かる、とあるブランドの象徴ともいえるディテールです。
パッチは布ラベルが採用されていますので、革パッチのような色の変化を味わうことはできませんが生地の色落ちとともにヤレ感を楽しみたい。
アメリカの労働組合のことをユニオンと呼び、そこで作られたものをユニオンメイドと言います。
その証として製品の多くに付けられているのが『ユニオンチケット』で、もちろんこのカバーオールにも縫い付けられています。パッと見えない印ですがテンション上がりますね。
これだけでも満足なディテールですが、まだまだありますよ!
右前立ての内側にはポケットもあり実用性アップ。
内側のポケットの表側は縫い付けが目立たないようにと同じ色合いの糸で縫い付けられています。
もう一度言いますと1930年代ぐらいまでに作られていたカバーオールです。むしろ現代の衣服よりもこだわって作られているんじゃないかと思っちゃいます。
基本的にチェンジボタン仕様なのに、右胸ポケットは縫い付けボタン。ボタンの種類が違います。
前と袖のボタンはチェンジボタン仕様です。
チェンジボタン仕様のカバーオールは止めている部分の金具でインナーを引っ掛けてしまうのが嫌で避けていたのですが、このカバーオールは特に袖の作りに注目して頂きたい!!
チェンジボタンの内側がインナーに直接当たらないように生地がはられているんです。
これ、普通にめちゃくちゃ凄くないですか?
『ビンテージ衣類を忠実に再現』しているのがウエアハウスと言うブランドの特徴とはいってもめちゃくちゃ手間がかかっているはずです。生産工場は大変だったのが容易に想像がつきます。
こんな感じで見ていて飽きないディテールがてんこ盛り。令和の時代にこんな手間のかかった服を着られることにワクワクするしありがたいですね〜。
カバーオールとデニムのコーデ
最近ちょいちょい着ている組み合わせです。
サスペンダーボタンのあるデニムでクラシックなスタイリング。
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もしデニム生地バージョンが販売されたら買っちゃうな。。。
乾燥機にかけてみた
受注会の時に一目惚れして即予約したこのアイテム。
試着せずに購入したのですが、実はちょっと大きかったため乾燥機に投入しました。
乾燥機パワーでさらにインディゴヘリンボーンの綾目がくっきりとわかるようになりました。
洗濯のサイクルを早めるとのっぺりしたような色落ちになってしまいがちですが、この感じだと洗濯サイクルを早めても十分カッコよく育ちそうな雰囲気ですね。
ヘリンボーンの色落ちを満喫したい
冬はスウェットの上から羽織り、春はTシャツの上からも羽織れる。
Gジャンよりも少し薄手の生地感なので、1年のうち長いシーズン楽しめそうなアイテムです。
デニム生地の羽織りものというと着用シーズンが短く色落ちに手こずって?しまいがちですが、インディゴヘリンボーンは洗濯回数多めでもインパクトのある色落ちを堪能できそう。
2年ほど愛用していたウエアハウスの大戦Gジャンもそこそこ色落ちしてきたので、このカバーオールでデニムとは違った経年変化を楽しんでいきますよ。
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