今日はわたくしが愛用しているチノパンについてです。
ぱっと見はなんてない普通のチノパンですが、やはりチノパンとはいえアメカジブランドならではのディテール満載です。
定番品で長く販売されているのでお持ちの方も多いと思いますが、改めてウエアハウス定番ボトムスであるチノの魅力に迫っていきたいと思います。
ウエアハウスのチノパンにはビンテージのディテール満載
ジーンズほど目立つディテールではないものの、作りの良さや経年変化などを感じることができるので、その辺りを写真を中心にじっくりと見ていきたいと思います。
ボタン
ボタンには、ナットボタンが使用されています。
ナットボタンとは?
ナットボタンはタグワ椰子という椰子のみの種が原料です。この椰子の実は南米のエクアドルが原産です。原料の種の部分は鶏の卵を一回り大きくしたような大きさで、外側は茶褐色、内側は乳白色。この内側の乳白色の部分を輪切りにして、ボタンにします。この乳白色の色を特徴としてアイボリーナットと呼ばれています。
http://www.cropozaki.com/blog/archives/1606
よく観察するとわかる、木目とツヤが良い感じです。使っていくと徐々にツヤ感が増していき、パーツでも経年変化を楽しむことができるチノパンならではのボタンです。
このナットボタンがフロントボタンすべてに使われています。穿いてるときは全く見えない自分だけが楽しめるディテールです。
このボタンについて1点注意点がありまして、ジーンズだとボタンに高さがありますが、チノパンのボタンには高さがありません。最初は開閉がジーンズ以上に煩わしく感じるかもしれません。(※すぐ慣れますけどね)
生地感。
硫化染料によって先染めされたウエアハウスのオリジナルの生地が使われており、穿き始めはやや光沢のあるパリッとしした質感が特徴です。
着用と洗濯を繰り返すうちに毛羽立ちが出てきてツヤが減り、柔らかい感触になっていきます。ジーンズ同様によく擦れやすい場所は変化が分かり易いです。
ジーンズのような目立つ経年変化はありませんが、よーく観察しているとわかりますよ。
チノパンもコットン100%だと経年変化を楽しむことが出来て嬉しいですよね。
両玉縁仕上げ (りょうたまぶち)
読み方わかりましたか?
「りょうたまぶち」です。ビンテージチノの特徴的なディテールです。
コインポケットの上下が同じ形になっていますね?
これが両玉縁と呼ばれており・・・詳しくはこちら↓
パイピング・ポケットとも言います。
http://www.stt-s.com/detail30.html
別に裁断した共生地(主にバイアス布)の細布でポケット口(縁)を処理したものを
玉縁といい、英語ではパイピングといいます。
これには片側だけに玉縁をあしらった「片玉縁(かたたまぶち)」と、
切り口の両側に玉縁をあしらった「両玉縁(りょうたまぶち)」の2種類があります。
片玉縁と区別する意味で、両玉縁ポケットをダブル・パイピング・ポケット、
またはジェッテッド・ポケットとも呼ばれます。
この両玉縁がバックポケットにも。
丁寧につくられていますよね。言われないとわからないディテールですがヒジョーに奥が深い。
ウエアハウスのチノパンを買ったら、他のチノパンと比較してみてください。
ミミ付き
バックポケットとサイドポケットの内側にはミミが使用されています。
何なんでしょうかね。
デニムやシャツもそうですが、耳付きという仕様が嬉しいのは。こちらも普段は隠れているので見えませんが、チラッと見て嬉しいポイント。
見えないところのこだわりようが半端じゃないアイテムですね。
内側のタグ
ダックディガー名義で販売されています、個人的にこのマークは好きです。
チノパンの経年変化
この写真だとわかりやすいですが、ダブルステッチの部分にウネリが発生しています。
生地も光沢がなくなりクッタリとなってきており、それに伴って穿き心地も良くなってきています。色味も購入当初に比べると少々抜けて落ち着いてきたように感じます。
ジーンズと比べると経年変化も目立ちにくいですし、凝ったディテールと言うのも自分だけが確認できるところにあるのがチノの特徴です。
チノパンこそ究極の自己満アイテムかも知れませんね。
チノパンのおすすめブランドをご紹介
ウエアハウス
太すぎず細すぎず絶妙なバランス。ビンテージっぽく穿くなら1サイズアップして穿くのが良い。
私も買い替えのタイミングが訪れた時には、ワンサイズアップで買う予定にしています。
バズリクソンズ
人気のバズリクソンズのチノ。
こちらのチノパンはジッパーフライが特徴。メタルボタン仕様などもあるので、お気に入りのディテールを見つけてみよう。
ウエアハウスのチノパンまとめ
ディテールも楽しむことができるのに加えて、生地もしっかりしていて丈夫なのでチノパンは良いのを穿くべきと思っちゃいました。
最初は太さが気になりましたが、現在ではワンサイズ上げれば良かったと思うくらい。
個人的にはGジャンとの組み合わせがお気に入りなので、秋冬に大活躍するアイテムです。