基本的に半ズボンは穿かない私。
とてつもなく暑い日でもほぼデニムを穿いて過ごしています。
「夏なのにジーンズ暑くないの?」
よく聞かれます。みんなに聞かれます。
もちろん暑いです。
でも穿きます。だってジーパンが大好きだから。
ただ「デニム愛」にあふれている私にも少々堪える日もあります。
そんな猛暑の日でも楽に穿けるミリタリーパンツについて今日は書きたいと思います。
もちろん暑い日限定じゃない、デニムジャケットとのコーディネートでもおすすめしたいのがベイカーパンツです。
ベイカーパンツとは?【WAREHOUSE Lot.1086】
元ネタは、おおよそ1950年代に米軍が穿いていたベイカーパンツといわれるミリタリーパンツの初期型です。
なぜ50年代なのか? それは「サイドアジャスター」がつくからです。
60年代に入ると仕様変更により無くなっていってしまうので、古いタイプのベイカーパンツを再現しているのがわかります。
前と後の写真をみましたが、特徴的なディテールといえばポケットですね。
パッチポケット
前についているパッチポケットはあまりモノが入りません。
出かけるときはカバンを持った方が良いと思います。
現代ではどちらもあまり見ないタイプのポケットの形状ですよね。
使い勝手が良いか?と言われたら、正直良くないです。
同じミリタリー系のズボンでもポケットの使い勝手はモンキーパンツの圧勝ですね。
>>WAREHOUSE lot1097 モンキーパンツの記事はこちら。
尿素ボタン
フロントはボタンになっています。
70年代からはジッパー仕様になっていきます→豆知識。
『lot1086』ベイカーパンツに使われているボタンです。
ツルっとツヤっとした雰囲気の尿素ボタン。
プラスチック樹脂のボタンができるより前に使われていたボタンが再現され、使用されています。
アップにしたついでに生地のアップ↓
ヘリンボーン生地
こちらのベイカーパンツには、ネップ感のあるヘリンボーン生地が使われています。
織り目がはっきりとわかる生地感です。
ライトな生地感なので夏にピッタリとだ思います。
インパクトのある生地感なので、上着はシンプルなTシャツ1枚でもOKですね。
軽装になる夏にはありがたい。
ウエアハウスのベイカーパンツの主な特徴をご紹介しました。
ベイカーパンツの経年変化。
実は、経年変化も楽しめます。
エイジング状況をピックアップしてみていきます。
ダブルステッチで縫製されているので、普通に穿いて洗濯しているだけで凸凹が協調されアタリが出てきました。
色味に関しても購入当初は濃いオリーブベージュでしたが、退色により色がなじんできています。
所々に白っぽさがでてきました。
擦れやすい生地の重なり合ったポケット周辺。
擦れる部分が白っぽく退色してきています。ヘリンボーンも楽しめますね。
さきほどと同じ写真ですが、ボコボコとしたアタリがすごい出ています。
柔らかいヘリンボーン生地なので、デニムの様にヒゲは付きませんが、ダブルステッチによる縫製のおかげで見事な経変変化をしてきてます。
穿くたび洗うたび、雰囲気むんむんになってきているように感じます。
かなり変化を感じやすい生地だと思います。
ちなみにこちらが購入時のお写真。
かなり色が濃い感じですし、ステッチ部分の凹凸も少ないです。
当初よりも大分雰囲気変わってきたのがわかります。
ベイカーパンツのコーディネート
デニムシャツとのコーデ
デニムシャツとの組み合わせが相性バッチリでしょう。
シルエットは、中太でまっすぐにズドン。
夏はサンダルやローテクスニーカーと、冬はブーツと。
クセも少なく、比較的なんでも合わせやすく万能なボトムスです。
デニムジャケットとのコーデ
もちろんデニムジャケットと合わせても相性抜群です。
ネイビー系のトップスと合わせるとバランスが良いと思います。
夏本番を迎える前にライト生地感のウエアハウスのミリタリーパンツのレビューでした。
私はバックサテンよりもヘリンボーン生地が好きなのでコレはかなりツボ。
ゴリゴリのミリタリー感よりも渋めの大人のアメカジコーデができます。
春から夏にかけては、ロールアップしてサンダルと合わせて楽しみたいですね。